山口あぶトマト出荷開始 豪雨被害乗り越え全戸が栽培

      

 中国地方最大のトマト産地、萩市むつみ地域と山口市阿東地域で「山口あぶトマト」の出荷が始まりました。

 トマト農家の規模拡大を図り市場競争力を確保するため、県内2大夏秋トマト産地のJAあぶらんど萩高俣トマト部会と、JA山口中央阿東トマト部会が行政や農協の枠を超え、平成17年に産地統合し、今年で10年目を迎える。同地域では、標高500㍍前後で夏季でも比較的冷涼な気象条件を活かし、すっきりとした酸味と甘みがある「桃太郎」、果肉がしっかりしていてやや酸味があり味が濃い「麗夏」を栽培。

 7月2日に高俣トマト選果場で出発式が開催され、農家や行政、JA関係者ら約100名が参加し、初出荷を祝いました。昨年は、収穫期の7月末に豪雨災害の被害をうけました。ハウスが壊れるなどの被害を受け、今年産の栽培を諦めかけた農家もありましたが、部会員一丸となって頑張っていこうと復旧に取り組み、1戸もかけることなく今年産の栽培が行われました。今年産は、5月初めの定植期より天候に恵まれ、日照時間も長く、大きな障害もなく順調です。11月末までの出荷量で1,100㌧、販売金額3億5千万円を目指します。

 出発式で下瀬進部会長は「生産者の高齢化が続いているが、逆に長年積み重ねた経験と知識を強みとして、少ない若者を中心に産地を守り、安心・安全なトマトを消費者に届けたい」と話されました。当日は1,000ケース(4㌧)がトラックに積み込まれ、県内市場に出荷されました。

 

 

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